「夫婦喧嘩は犬も食わない」はもう古い?ペットと暮らす夫婦の約4割がペットをきっかけに仲直り
ペット保険でおなじみのアイペット損保から「ペットと夫婦に関するアンケート調査」が公表されました。アンケートは飼育者かつ既婚者の675名が対象。みなさんの回答から、ペットとご夫婦のおもしろい関係性が見えてきました!
ペットがなついているのは、やっぱりママ(妻)!
まずは「ペットは夫婦のどちらになついていると思いますか?」から。結果はご覧のとおり。全体、犬飼育者、猫飼育者の全部でママ(妻)に軍配があがりました。とくに猫飼育者では68.3%と顕著な結果に。やはり猫と女性の相性は抜群ですね。
パパ(夫)はお散歩で犬になつかれる!
なぜ犬や猫は妻ばかりになつくのでしょう?ペットのさまざまなお世話を夫と妻どちらがどちらがやっているのか聞いてみました。
まずは犬から。食事、トイレ、しつけは妻のほうが多くやっています。遊びはほぼ半々でしたが、お散歩だけは妻42.4%に対して夫47.7%、夫の担当が多いことがわかりました。犬のほうが猫より夫になついている割合が高い理由に違いありません!
一方、猫ではどうでしょう?散歩のない猫では、食事・トイレ・しつけ・遊びのすべてで妻の担当が多いようです。夫としては「やらせてもらえない」のかもしれませんが…。
妻も夫も、もっと積極的にペットをお世話したい
以上から、ペットと暮らすご夫婦は「妻のほうがペットのお世話をしている」ことがわかりました。働く女性が多い昨今、夫婦のもめ事は“家事や育児の負担が妻にかかっていること”といわれています。もしかして、ペットのお世話の負担から夫婦仲がおかしく…なんてことは?
「夫婦仲は円満だと思いますか?」の回答を見てみましょう。すると、8割の夫婦が「円満だ」「どちらかというと円満だ」と回答していました。余計な心配でしたね!
今後のペットのお世話について、夫婦はどう考えているでしょう?
妻の約9割弱(思う+やや思う=87.5%)以上が、「もっと積極的にペットのお世話をしたい」と思っています。つまり、ペットのお世話は自分でやりたいもの。普通の家事とは違う“癒し”があることは、犬や猫が好きな人ならご存知ですよね!
また、夫の8割強(思う+やや思う=83.7%)が「もっと積極的にペットのお世話をしたい」と思っていることにも注目。妻とペットの様子を見て、うらやましいと思っているのでは?
「夫婦喧嘩は犬も食わない」はもう古い⁉
妻がペットのお世話をすることのほか、夫婦円満の秘訣はあるのでしょうか?例えば夫婦喧嘩をしたとき、ペットが仲直りのきっかけになることは…?
以下は夫婦喧嘩をしたときのペットの反応について聞いたもの。犬は「仲裁しようとする」が最多の37.3%、猫は「無反応」が最多の31.6%と、犬ならでは猫ならではの結果が出ました。しかし犬猫のどちらもが、物陰から様子をうかがっていたり、その場から逃げ出したり、おびえた表情をしたりと、夫婦喧嘩に拒否反応を示すことが分かります。
回答者からは具体的なエピソードも寄せられています。
- 喧嘩をして口をきかなくなっても、飼い猫がいつもゴロゴロ寄ってきていたずらをしたりするので、いつのまにか普通におしゃべりしてしまう。
- 喧嘩すると愛犬が涙目になり悲しそうな表情をするので自然と怒りが治まる。
- 夫婦喧嘩中に猫が双方の顔を見ながら悲しそうな表情をしたことによってお互いに冷静になれた。
- しばらく意見の食い違いがあり話をしないときがあったが、ペットの健康状態を機に、気持ちが一つになった。
- 何となく気まずい時があっても愛猫の話をしているうちに日常に戻る。
これまで「夫婦喧嘩は犬も食わない」といわれていました。でも、現代は「夫婦喧嘩は犬も食う、猫も食う」が正しいのかもしれませんね。
そして、ペットをきっかけに仲直りした経験のあるご夫婦は、以下のように約4割もいらっしゃいました!
今回の「ペットと夫婦に関するアンケート調査」では、ご夫婦にとってのペットの存在の大きさを感じました。また、ペットたちがいろいろな状況を判断して夫婦の感情を感じ取っていることもわかりましたね。
みなさんも、複雑な状況が分からないペットを不安にさせないよう夫婦喧嘩はほどほどに。「夫婦喧嘩は犬も食う、猫も食う」ですよ。
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