ニュージーランドの農場をモデルにしたマザー牧場

千葉県の観光ファーム「マザー牧場」は、房総半島の山々を見渡す豊かな自然のなか、羊・牛・ヤギ・アルパカ・馬・アヒル・カピバラなどの動物たちとふれあえる観光ファーム。設立は1962年。観光ファームの先駆け的施設として、関東にお住まいの方ならご存知の方も多いはずです。

ここはニュージーランドの農場をモデルにつくられた施設なので、羊がたくさんいます。羊といえば牧羊犬！…以前から牧羊犬の仕事ぶりを「生で見たい！」と思っていたので、先日、マザー牧場に行ってきました。

さっそうと走り、羊を見事に誘導する牧羊犬

牧羊犬はマザー牧場で1日1回行われている「ひつじの大行進」に登場します。会場は傾斜がかなり急な広々とした草地。まずは、牧場の方（カウボーイ）がこれから羊を誘導する牧羊犬を呼んで、紹介してくれました。この日の犬は、ニュージーランドから来たストロングアイ・ヘディング・ドッグ（ニュージーランド・ヘディング・ドッグ）。羊に「睨み」を効かせて誘導する犬種だそうです。

カウボーイの犬笛で、牧羊犬はさっそうと斜面下のほうへ走り出しました。かなり遠くにある小屋からは羊たちが出てきています。牧羊犬はあっという間に羊のところまでたどり着くと、ひと塊になるように周囲を走り回ります。そして、羊たちが上にくるよう下方から追い始めました。はみ出す羊がいると近くに寄っていき、「睨み」を効かせて誘導しています。そして、あれよあれよという間に、約150頭の羊を観客の前に連れてきてしまいました。お見事！

ショーが終わった後は羊や牧羊犬とのふれあいの時間。ご覧のように、牧羊犬はみなさんに大人気。やっぱり、働く犬って自信が漲っていてカッコいいですよね！

マザー牧場は犬とのおでかけにも最適

牧場にはドッグランやアジリティー広場があり、指定の売店・飲食店以外は犬の立ち入りOKです。6月の晴れ間、ワンコとお出かけしてみてはいかがでしょうか？※牧羊犬のショーは7、8月はお休みになります。 今のシーズンはペチュニアが咲くピンクの花畑が見頃でした。ラベンダーやクローバーもキレイでしたよ！