公共交通機関のペット同伴マナー。飼育経験者のほうがより目を光らせる⁉ アイペット損保調べ

2015.08.20
ペット同伴 公共交通機関

夏から秋はペットとのお出かけシーズン。みなさんはペットとどのようにお出かけしていますか?

車利用が7割強!その他交通機関は2割弱

「ハートのペット保険」でお馴染みのアイペット損害保険株式会社はペット同伴での公共交通機関利用時におけるマナーについてアンケートを実施。気になる結果をご紹介します。

まず、「ペットと一緒に利用したことのある移動手段」の設問では、車が73.7%、電車17%、タクシー10.2%、バス8.9%、新幹線7.7%、飛行機6.1%、船3.9%(フェリー含む)でした。

車はプライベートな空間なので、ほかの人間に慣れないペットに最適な移動手段といえます。車以外の公共交通機関は合わせてもわずか20%弱でした。

※公共交通機関=電車、タクシー、バス、新幹線、飛行機、船

ペット連れのマナーに厳しい目を向けるのは?

次は、ペットと公共交通機関を利用している人のマナーについて聞いた設問です。
「気になった」と答えた人は、ペット飼育未経験者が32.1%、ペット飼育経験者はそれを上回る38.6%でした。

ペットを飼育したことがある人のほうが、ペット連れのマナーに厳しい眼差しを向けていました。その理由は、「マナーのよくない人のせいでペットやペットを飼育する人が一般の人から悪く思われてしまうから」でしょう。私たちペット好きは、もっと社会にペットと飼い主がいっしょに行動することを理解してもらいたいのです。もしマナー違反を見かけたら、ひと声かけてアドバイスしてもいいかもしれません。

交通機関を利用するペット連れ。これが気になる!

ペットを飼育したことがない人が一番気になったのは、「マナー違反をしても飼い主が平気な顔をしている」でした。ペットがすること自体に不快を感じるというより、周りに気遣いのない飼い主に不快を感じているようです。一方、ペット飼育経験者が気になることは、「ぺットが完全にケージの中に入っていない」でした。よく、小型犬などがバックから頭を出しているの電車などで見かけますが、これはマナー違反です。乗り物の中では何が起こるか分かりません。ペットの体全部をバックに入れることは、周囲の人ばかりかペットにとっても安全なことをお忘れなく。

公共交通機関利用時に不快に感じた・気になったことランキング(複数回答)

ペット飼育未経験者 ペット飼育経験者
1.マナー違反をしても飼い主が平気な顔をしている 1.ペットが完全にケージの中に入っていない(バックから頭を出している等)
2.鳴き声がうるさい 2.鳴き声がうるさい
3.ペットが完全にケージの中に入っていない(バックから頭を出している等) 3.マナー違反をしても飼い主が平気な顔をしている
4.座席の上にケージを置いている 4.においが気になる
5.においが気になる 5.座席の上にケージを置いている
6.その他 6.その他

 ペットとお出かけしてよかったのは、「楽しい思い出ができたこと」

最後に「ペットと一緒にお出かけして良かったと思うこと」の設問では、約6割の方が「ペットとの楽しい思い出が増えた」と回答しています。また、「ペットがいることで家族の仲が良くなった」「ペットを家やホテルに残す不安がなくなった」といいことずくめ。お出かけのためにトレーニングをがんばったペットと家族には、十分といえる見返りがあるようです。

愛するペットをペットホテルに預けて後ろめたい思いをするより、一緒にお出かけするほうがどんなに楽しいことか。「このコとおでかけは無理」と決めつける前に、もう一度、トレーニングにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

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