日本初、ワンコ44匹が機内客室へ!ANA「ワンワンフライト in 北海道」が成田から出航
5月20日、日本初の試みとなる飛行機が成田空港から飛び立ちました!なんと、愛犬と機内客室で過ごせるANA機です。これはANAが企画した「ワンワンフライト in 北海道」のチャーター機。出発イベントに行ってきたのでレポートします!
目次
ワンコと機内客室で過ごせる「ワンワンフライト in 北海道」が初のフライト
2016年5月20日の13時35分、北海道釧路に向けて「ワンワンフライト in 北海道」のチャーター機が出発しました。搭乗したのは44匹のワンコと87人の飼い主さんたち。このツアーはANAグループが「ペットと一緒に旅をしたい」という方に向けて企画したもの。愛犬と一緒にドッグランや犬の足湯などが用意されたホテルに宿泊し、阿寒湖を1周する遊覧船にも乗れる2泊3日ツアーです。なんといっても最大の魅力は、「機内客室で犬と過ごせること」!
通常、ペットが飛行機に乗るときは貨物室です。貨物室は客室と違って騒音と振動が激しいため、ペットに相当なストレスをかけてしまいます。いくら旅行に慣れている犬でも、貨物室に乗せるとなると「飛行機はちょっと…」という飼い主さんがほとんどでしょう。 何度か飛行機の貨物室に乗せたことがある飼い主さんは、「一度、犬がヨダレまみれになっていたことがあって、飛行機は相当なストレスなんだと分かってからやめていました。でも、このツアーだったら大丈夫だと思って参加したんです」とのこと。
犬をANA専用ケージに入れてチェックイン。ケージは預けません!
飛行機の搭乗手続きといえば、まずはチェックイン。通常はこのとき、犬を荷物として預けます。でも、この日は違いました。カウンターで飼い主さんと犬の搭乗券(犬の名前入り!)が渡されると、犬をANA専用のケージへ入れ替えます。でも、ケージは預けません。飼い主さんと一緒に出発ロビーに向かいます。
獣医さんがツアーに同行。フライト前に犬の状態を確認します
出発ロビーでは、獣医さんが飼い主さんに犬の状態を聞いていました。これもまた、「ワンワンフライト in 北海道」の重要なポイント。フライトに加え2泊3日の旅行となると、やはり心配ですよね。実際、「獣医さんの同行があったから、参加を決めました」という飼い主さんも何人かいらっしゃいました。
出発セレモニーでは、時折「ワンワン!」と聞こえるなか、主催者ANAセールスの菅谷さんが「出発ロビーに犬がいる光景は初めて。犬好きの私としましても、大変感激しています!」と挨拶。また、「今回の搭乗スタッフは名乗りをあげた犬好き40名から4名の精鋭に絞った」とのこと。機内でも気兼ねなく過ごせそうですね。セレモニーの最後は、お客様の代表としてゆずぽんちゃんの飼い主、吉野さんご夫妻へ記念品が手渡されました。
ワンコの名前が呼ばれて、搭乗ゲートへ
搭乗ゲートへの案内アナウンスもまた、「ワンワンフライト in 北海道」ならでは。「吉野ゆずぽんちゃん、和田ミルティちゃん、阿部まめすけちゃん……」と搭乗する犬の名前が呼ばれてから、「と、ご家族の方は搭乗ゲートへお越しください」。飼い主さんの名前は省略です。ゲートでチケットを切って、いざ機内へ。 残念ながら、出発イベントの取材はここまで。機内では飼い主さんの横にワンコ用の席があり、ケージを固定するそうです。
今回の「ワンワンフライト in 北海道」には、静岡や神戸から新幹線で来たという飼い主さんがいらっしゃいました。また、「この試みをぜひ、ANAさんに続けて欲しくて参加しました!」という方、「犬との思い出をつくりたいので」という方も。みなさんの並々ならぬ思いを聞いて、今後のペット同伴ツアーや飛行機のペット搭乗が変わるのでは?と感じました。 そういえば、「ワンワンフライト in 北海道」は発売2日間で売り切れたのだとか。価格は2人と1匹(2泊3日)で22万2,000円ですが、ここまでフライトへのケアがされていて余計な心配なく犬と旅行ができるなら、アリですよね?今後のANAの企画ツアーに注目です!
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