「うちの愛犬の困り指数」でわかった飼い主の悩み。人気のあの犬種は「分離不安症」気味!?

犬 吠える 分離不安

photo by Toshihiro Gamo
5月11日、ペット業界の今を読み解くアンケートサイト「ペット総研」は「うちの愛犬の困り指数」を公表しました(アンケート実施期間2015年3月11日~4月17日、有効回答者数968名)。
このアンケートでは、犬の飼い主さんに愛犬の困った行動に対する「困り具合」を5段階で評価してもらったもの。全体の回答に加え、回答が多かった上位5犬種(雑種219、ミニチュア・ダックス・フンド157、柴犬115、チワワ100、トイ・プードル86)の平均値も算出しています。
愛犬の困り指数(5段階)
1.まったく気にならない
2.あまり気にならない
3.どちらとも言えない
4.困っている
5.とても困っている

設問 全体◇犬種別
1 愛犬の吠え声に困っていますか? 2.8◇ダックス/トイプー3.2、チワワ2.9、ミックス/柴2.5
2 愛犬のトイレの粗相に困っていますか? 2.4◇ダックス2.8、トイプー/チワワ2.6、ミックス2.2、柴2.0
2 愛犬が過度に甘えん坊で困っていますか? 2.4◇ダックス/トイプー2.7、チワワ2.5、柴2.4、ミックス2.1
3 愛犬の拾い食いや盗み食いに困っていますか? 2.3◇ダックス/チワワ2.5、トイプー2.4、柴2.3、ミックス2.1
3 愛犬が過度に興奮しやすく困っていますか 2.3◇ダックス2.6、チワワ2.5、トイプー/柴2.3、ミックス2.2
4 愛犬の噛み癖に困っていますか? 2.0◇トイプー/柴2.2、ダックス2.1、チワワ2.0、ミックス1.9

飼い主さんの困り指数トップは、愛犬の"吠え声"

上記6つの設問の中で一番の困り指数2.8(全体)となったのは、"吠え声"でした。犬種別の結果によると、ミニチュア・ダックス・フンドとトイ・プードルが3.2、続くチワワが2.9と、人気の小型犬が高い結果に。"吠える"ことは犬本来の行動なので、しつけるのは一苦労です。
続いて困り指数が高かったのは、"トイレの粗相"と"過度な甘えん坊"。"トイレの粗相"は、特に外出先では他の人の気分を害してしまいます。必ずトイレシートでするようトレーニングしておきたいですね。

犬 吠える 分離不安 ミニチュア・ダックス・フント

ミニチュア・ダックス・フント

"過度な甘えん坊"には、分離不安症気味の犬も

"過度な甘えん坊"については、「えっ困る?甘えん坊なんてかわいいじゃない!」と思いがちですが、飼い主さんのコメントを見ると納得です。「他の人に懐かない」「他の家族やペットにやきもちを焼く」「離れるとずっと鳴いている」…これではやはり、困ってしまいますね。犬種別でみると、ミニチュア・ダックス・フンドとトイ・プードルが困り指数2.7でトップでした。
なかでも「離れるとずっと鳴く」は、ほぼ分離不安症といえる状態です。犬が留守番中ずっと鳴いていたり破壊行動をする分離不安症になると、家族の生活に支障が出てしまいます。留守番できない犬にはトレーニングが必要です。思い当たる方は以下をご参考ください。
■犬の留守番トレーニング ~留守番時になりやすい分離不安症とは?~

犬 吠える 分離不安 トイ・プードル

トイ・プードル

小型犬のやんちゃぶりが垣間見える結果に

その他の"拾い食い""過度に興奮しやすい""噛み癖"の犬種別結果を見ると、小型犬3犬種の困り指数が高くなっています。吠えたり、甘えたり、拾い食いしたり、興奮したり…小型犬のやんちゃぶりが垣間見える結果といえるでしょう。
小さな体に"犬らしさ"が詰まっているのが小型犬の魅力。だからこそ、しつけをしてメリハリある行動ができるワンコにしてあげたいですね!

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