熱中症になりやすい犬種は?「犬の熱中症」 アニコムデータより
この時期ペット保険のアニコム損保が、「熱中症の犬種別発生件数」などを発表しました。毎年配信している「犬の熱中症週間予報」とともにご案内します。
GWや梅雨も熱中症に注意!
暑い時期の犬のお散歩や留守番で気になるのが熱中症です。犬は飼い主さんに体調を伝えられないため、すぐ「命にかかわること」になります。
アニコム損保の集計によると、診療件数から犬の熱中症が最多なのは8月。しかしその前の4~5月から診療件数は4倍増に。この時期は朝晩の寒暖差があり身体が暑さに慣れていません。犬の熱中症はこの時期から注意する必要があります。
日照時間が少ない梅雨時でも診察件数は少ないとは言えません。ご注意ください。
犬の熱中症の発生場所は、自宅67%、屋外33%。自宅のほうが外出時より危険という結果です。自宅ではしっかりと冷房をかけ、25℃くらいをキープしましょう。
熱中症になりやすい犬種は…?
では、熱中症になりやすいのはどのような犬種でしょうか?
「犬種別の熱中症の発生割合」によると、 バーニーズ・マウンテン・ドッグとフレンチ・ブルドッグがとくに多い結果でした。続いて、ゴールデン・
以上では、パグ、ペキニーズなどの短頭種、 ボーダー・コリー、キャバリアなどの長毛種も熱中症にかかりやすいことが分かりました。これら犬種はその特徴から身体に熱がこもりやすいため。また、丈夫といわれる混血犬(ミックス)でも決して少なくなく油断は禁物です。
シニアはさらに注意
人間と同じく、犬も高齢になるほど熱中症のリスクが高まります。「熱中症の発生割合の年齢推移」を見ると、特にシニア期である7~8歳を超えると熱中症になる割合が上がっています。シニア犬と暮らしている場合は、より一層注意が必要です。
犬の熱中症でかかる治療費は?
熱中症はどんな動物にとっても命にかかわるもの。犬がハァハァしてお水を飲みにも行かずボーッとしてたら、熱中症の初期症状です。すぐに体を冷やして動物病院に連れて行きましょう。
行く前に動物病院に電話を入れておいてください。緊急を要する熱中症は、病院側の受入れ体勢次第で結果が変わってきます。
治療は脱水を補うための点滴や、ショック症状や脳炎を防ぐためのステロイド剤が投与されます。こうした熱中症の年間平均診療費は20,060円。さらに症状が重い場合などで入院を伴うと年間平均診療費は64,976円となります(アニコム調べ)。
アニコム「犬の熱中症週間予報」をチェック
犬の熱中症予防に便利なツールが「犬の熱中症週間予報」です。これは、アニコム損保と株式会社ライフビジネスウェザーの鈴木勝博氏(気象予報士/獣医師)が開発した“犬のための”天気予報。毎日の散歩や外出時に参考にし、犬の熱中症を未然に防ぎます。
「犬の熱中症週間予報」は犬の体高や代謝などを考慮した独自の「熱中症指標」を元にします。一週間分の気象情報から全国主要10都市の熱中症注意レベルを「厳重警戒・警戒・注意・やや注意」の4段階で表示します。
配信方法は以下。よく利用するSNSでチェックしてブックマークしておいてください。
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※グラフはすべて2018年度にアニコム損保「どうぶつ健保」に契約した犬590,384頭(全年齢)を対象。犬種は1,000頭以上登録があったもののみを抽出。
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