猫の二匹飼い、初めてでも大丈夫?知っておくべきメリット&デメリット

猫 二匹飼い メリット

初めて猫を飼う人が足を運んだ譲渡会や里親会。「初心者だから子猫がいいのでは?」と子猫を見ていると、"二匹同時譲渡"が多いことに気づくと思います。

なぜ子猫の譲渡は二匹同時譲渡が多いのでしょうか?また、猫の二匹飼いには、どんなメリット・デメリットがあるのでしょうか?

子猫の譲渡「二匹同時」が多いわけ

当サイトスタッフが昨年から始めた保護猫の預かり。同じ場所で保護された子猫ペア×2回、大人の地域猫1匹×1回の合計3回の預かりを経験しました。この経験で感じたのは、保護主さんや先輩預かりさんは「子猫は仲のいい二匹の同時譲渡がベスト」としていること。

「仲のいい二匹」とは、同じ場所で保護された兄弟姉妹だったり、別の場所で保護されたほぼ同じ月齢同士の組み合わせだったり。保護先や預かり先で寝食を共にし、追いかけっこやにゃんプロから噛んだときの力加減を覚え、猫同士のコミュニケーションを学んだ間柄です。

保護主さんや預かりさんが「二匹同時に」とするのは、保護された子猫が二匹以上で過ごしていたから、なのです。

その一方「一度に二匹譲渡できる」という保護側にとって合理的な面があるのも確かでしょう。

こう聞くと、保護側の都合で子猫は二匹同時譲渡にしているように見えますが、そうではありません。じつは猫の二匹飼いは飼い主さんにもメリットがあり、だから保護主さんは2匹飼いをおすすめしているのです。

里親会にいた月齢約10か月の姉妹

メリット1:外出時にさみしい思いをさせない

最大のメリットは、外出時に猫にさみしい思いをさせないこと。二匹でいれば長い留守番でも退屈な思いをさせなくて済みます。

つまり、飼い主さんが出かけたときの「後ろめたさ」がなくなります。家族が誰もいなくなる時間が長いご家庭、出張が多い人、旅行が趣味の人は猫の二匹飼いがいいかもしれません。

ちなみに猫の寿命から考えると、私たちの1時間は猫にとって4時間に相当します。お仕事や学校などで1日8時間空けるとすると、猫の体感として32時間にもなります。

飼い主さんの帰りを待つ猫

メリット2:遊び相手がいるからストレス発散ができる

猫は約1年で成猫になりますが、6歳くらいまでは活発に遊びます(猫の6歳=人間の40歳)。初めて猫を飼った人は、その運動能力とエネルギー量に驚くでしょう。

このエネルギーは、遊びなどで発散してあげる必要があります。

一匹飼いの場合、猫の遊び相手は飼い主さんかご家族だけ。時間的な余裕がある人やお若い方なら十分に猫の相手ができますが、そうでない場合は猫にストレスが溜まってしまうかも…。

でも二匹飼いなら遊び相手がいます。猫同士で思い切り遊べるのはとても大きなメリットです。

筆者が初めて預かった兄弟猫のにゃんプロ風景

メリット3:新しい環境に早く慣れやすい

大人の猫に比べて警戒心があまりないのが子猫。それでも保護される前までの環境や体験、そして個体差により、警戒心の度合は違います。

里親さんの家は子猫にとってすべてが知らないもの。おのずと警戒心が強くなりますが、そんなとき仲のいい仲間がいるのは、猫にとって安心材料となります。

その結果、猫たちがお家にも人間にも早く慣れるようです。

メリット4:二匹の姿に癒され、楽しい日々

いっしょに寝たり、毛づくろいしたり、遊んだり。二匹の関係と仲がいい姿は飼い主さんにとって何よりの癒しとなり、楽しみをくれます。

猫を二匹以上飼っているみなさんは、そんな猫たちの姿を見て思わずシャッターを押してしまうのだとか…。みなさんご自慢のショットをご覧ください↓

猫の二匹飼いのデメリット

猫の二匹飼いはメリットだけではなくデメリットもあります。

抜け毛の量が二匹分

二匹になれば抜け毛の量も二匹分。猫アレルギーがない人でも、猫の抜け毛やフケがハウスダストになり、アレルギー症状が出るかもしれません。

こまめなお掃除や換気、床の工夫(カーペットのほうがハウスダストが舞い上がらない)猫が出入りするお部屋を限定するなどの工夫や対策で症状は抑えられます。また、飼い主さんがアレルギーに強い身体づくりをすることも有効です。

譲渡費用、フード、医療費が2匹分

保護猫には1匹あたり3~6万円の譲渡費用がかかります。二匹同時譲渡の場合は当然、二匹分となります。

保護猫の譲渡費用の内訳

・避妊去勢手術
・マイクロチップ
・混合ワクチン
・駆虫薬
・各種ウイルスチェック
・治療にかかった医療費
・飼育費(フードや猫砂など)

そして、譲渡後のフードや猫砂代、医療費もまた二匹分かかります。

費用は2倍弱、手間は1.5倍、楽しさは3倍以上

つい先日、猫一匹当たりの生涯飼育費用は264万円というアンケート調査が公表され話題となりました(猫の寿命を15.62歳として算出)。この結果は冷暖房費込みなので、二匹飼いの場合、単純に倍にはなりません。としても、二匹飼いにかかる費用は一匹飼いの2倍弱といわれています。

※猫の一生にかかる費用は264万円!食費や医療費など生涯にかかるお金を3000人調査(R&C MAGAZINE)

いずれせよ猫の二匹飼いは一匹よりお金がかかります。経済的にある程度の余裕は必要ですね。

ちなみに、日々のお世話は二匹いっしょにできるので1.5倍といわれています。そして、実際に二匹飼い以上を経験した猫好きのみなさんは、「楽しさは3倍以上!」とおっしゃってました(笑)。

環境や状況が整っている方は、保護猫の二匹同時譲渡をぜひご検討ください。

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