猫の駅長「たま」が、就任8周年を記念した「たま駅長基金」の総裁に任命

2015.01.22
駅長たま

和歌山電鐵(でんてつ)貴志川線の貴志駅には駅長を務める1匹の猫がいます。名前は「たま」、現在15歳の三毛猫(♀)で、2007年の就任以来、貴志駅の「スーパー駅長」を務めてきました。
もともと、同駅内の小売店で飼われていた「たま」は、日頃から駅前で過ごしており、近所の人や駅の利用客にかわいがられていました。貴志川線を経営する和歌山電鐵の小嶋社長がその姿を見て気に入り、駅の無人化に伴って、「たま」を貴志駅の正式な駅長に任命することになったのだそうです。

「たま」が駅長に就任すると新聞やテレビなどのメディアで多くの注目を集め、人気も急上昇!特製の制帽をかぶった「たま駅長」のかわいらしい姿を一目見ようと、県内外から多くの観光客が貴志駅を訪れています。
2015年1月4日、そんな「たま駅長」の就任8周年を記念する式典が行われました。式典では、これまでの「たま駅長」の地域振興への功労を記念して『たま駅長基金』が創設されたこと、「たま駅長」が基金の総裁に任命されたことが発表されました。
基金は、これまで「たま駅長」に関連して行われた講演や出版物による収益を原資として創設され、人と動物たちの共生などに貢献するような、心温まる優しい行為を行った人や動物たちを表彰するというもの。毎年10月4日の「世界動物の日」を締め切りとして募集・審査され、翌年1月の「たま駅長就任記念日」に表彰されるそうです。
今後も「たま駅長」のような動物たちの明るい話題を聞くのが楽しみですね。
和歌山県を旅行する際には、ぜひ「たま駅長」のいる貴志川線を訪れてみてはいかがでしょうか。

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