ペット供養の後悔がペットロスを悪化させる原因に。後悔のないペット供養をするためには?

ペット供養

ペットを亡くしたとき誰もが大きな悲しみを抱えます。涙が止まらなくなったり、他のことに手が付けられなくなったり、食欲が落ちたり眠れなくなったり…。これがペットロスの症状。一時期は仕方ありませんが、落ち込みがどんどんひどくなったり、いつまでも長引くのは問題です。
ペットロスで飼い主さんの心身の健康に影響が及んでしまっては亡くなったペットも浮かばれません。まずはペットロスを悪化させないためにどうしたらよいのか探ってみました。

ペットロスを悪化させてしまう原因は?

ペットを亡くした人は、どのようなことでペットロスを悪化させてしまうのでしょうか?おもな原因は、以下のようなことだと言われています。

  1. ペットの死を覚悟できていなかった
  2. 最期を看取れなった
  3. 感情を抑えてしまい、思い切り泣くことができなかった
  4. きちんと供養ができなかった
  5. ペットの遺品や写真が何も残らなった
  6. ペットの思い出やペットロスを話せる人がいない
  7. 後悔があり、自分を責めてしまう

1.「ペットの死を覚悟できていなかった」は、ペットが突然病気を患い、あれよあれよいう間に悪化してしまったというケースが想像できます。寿命が人間より短く、物言えぬペット。じつは突然のように思える病気も彼らの寿命からするとそうではありません。ペットには日頃から人間よりもこまめな健康チェックが必要ということを肝に銘じましょう。
2.「最期の看取りができなかった」を避けるには注意が必要です。やはり、ペットが動物病院に入院している間に亡くなってしまったという場合に後悔する飼い主さんが多いようです。「ペットを最期まで面倒見て看取りたい」という飼い主さんは、獣医師にしっかりその意思をお伝えしておくとよいでしょう。
3.「感情を抑えてしまい思い切り泣けなった」は、ペットの死を受け入れたくないという拒否反応だったり、忙しさを理由にペットの死に向き合わなかった結果かもしれません。こういった感情の抑え込みや現実の受け入れができないケースは心の健康に悪影響を及ぼしますので十分お気を付けください。また、「たかがペットが死んだくらいでメソメソして」という人の言葉を気にして元気にふるまう「フリ」はNG。家族であるペットの死にメソメソするのは当然です。勝手に言わせておきましょう。

きちんと葬儀・供養するために、信頼できるペット葬儀会社やペット霊園を見つけておこう

以上はペットの生前や亡くなったときの出来事ですが、ペットの死後、葬儀や供養をきっかけにペットロスを悪化させることがあります。それが4.「きちんと供養できなかった」です。

ペットが亡くなったらペット霊園やペット葬儀会社などでお別れをして火葬にするのが一般的です。いろいろなペット霊園やペット葬儀会社があり、さまざまな方法があります。大きく、お別れ(葬儀)から火葬・納骨まで立ち合いができるもの、お別れだけ立ち合い火葬・納骨は葬儀会社に任せるもの、すべて葬儀会社に一任するものに分かれます。火葬方法は、火葬場での個別火葬と(遺骨返還)合同火葬(遺骨返還なし)のほか、自宅に火葬車が来て葬儀とともに個別火葬ができるサービスもあります。

ペットが亡くなるとなるべく早く火葬しなければなりません。どんな葬儀をするかお骨はどうするかなど、ペットが元気なうちにご家族とじっくり話し合っておきましょう。その際に気を付けたいのがペット葬儀会社やペット霊園選びです。「違う遺骨が戻ってきた」「高額な追加料金を請求された」といった悪徳業者によるトラブルが多数報告されています。悪徳業者を見分けるには、以下のペット葬儀、霊園などの業界団体に加盟しているかどうかが1つのポイントとなりますので、必ずチェックしましょう。

ペットの弔いをしっかりとしてあげることや後悔しない供養をすることは、気持ちの切り替えとなり前を向くきっかけになります。何か引っかかっていたら後から供養しても構いません。そんな飼い主さんのために、増上寺の「動物慰霊祭大法要」(7月23日)をご案内します。

ぺット供養 ペットロス

【2017年度 動物慰霊祭大法要】

開催日時:2017年7月23日(日)10:00~(開場 9:00)、
会場:東京都港区芝 大本山増上寺 〒105-0011 東京都港区芝公園4-7-35
主催:平和会ペットメモリアル(ペット霊園:川崎市麻生区、横浜市青葉区)
<法要料>※税込み
・慰霊祭法要料 1口  7,000円
・慰霊祭法要料とお塔婆 1口 10,000円
・慰霊祭献花料 1基  15,000円
・慰霊祭献花料 2基  30,000円
<お申込み>
電話: 044-966-6140
ウェブサイト: http://www.heiwakai.co.jp/service/service.php

ペットの形見・写真をきれいに残して、想い出を整理する

ペットが亡くなったばかりのときはペットの使っていたものを見るだけでつらくなります。しかし、ペットロスを乗り越える過程として悲しみやつらさに向き合うことは必要不可欠です。ペットの遺品や写真などを整理し、思い出に浸ってたくさん泣きましょう。
そんなとき、5.「ペットの形見や写真が何も残らなかった」とならないよう注意したいところ。形見としてペットの被毛やお骨を残したい方は、火葬の前に毛を切り取ったり火葬時にお骨の一部を入れる小瓶などをご用意ください。
形見のお骨などをペンダントなどに入れたり、ペットの写真をメモリアルな遺影にしてくれるサービスも。お好みに合ったものを探してみましょう。

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いつでもあのコの顔が見たい飼い主さんに。お部屋の一部になる「ペットメモリアルスタンド」(株式会社アクセア)


ペットロスの思いを共有する、自分を責めない

ペットロスの悪化を防ぎ、深刻なペットロスを克服するためには、ペットロスのつらさや悲しみを人と共有することが必要です。家族と話すだけでもよいのですが、おすすめしたいのがインターネットやSNS。ペットロスの克服法や体験談が紹介されていたり、TwitterなどのSNSではあなたと同じようにペットを亡くしてつらい思いをしている人とやりとりできます。覗いてみてはいかがでしょうか?

最後にもっとも大切なことを。以上にあるようなさまざまな「後悔」で自分を責めないでください。「後悔」は反省して次にいかす。亡くなったペットもそれを望んでいるはずです。

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