腎臓病の老猫のおもらしに「ブレスエア」を使ってみた
犬や猫がシニアになったり病気を患うと、新たに必要となってくるペットグッズが出てきます。今回はおもらしをするようになった当サイトスタッフの猫に使ってみたものをご紹介!
腎臓病の老猫がおもらしするように
当サイトスタッフの愛猫は2017年に腎臓病と診断され治療を始めました。療法食、腎臓病の薬「ラプロス」、各種吸着剤とサプリメントの投与、皮下輸液などをしてきました。
腎臓は一度線維化すると元に戻らないため、いくら手を尽くしても着実に進行します。2020年春は腎臓病の猫にありがちな腎盂腎炎を初めて併発、「飲まず食わず眠れない状態」にまで悪化しましたが復活。2021年春にもまた併発しましたがなんとか持ち直しました。
2度目の腎盂腎炎前後から猫がベッドでおもらしするようになりました。おもらしは腎盂腎炎や膀胱炎の症状ですが、尿検査で問題治ってからも続いています。はありません。
獣医師によると、「多飲多尿によるものか骨盤底筋のゆるみ、またはトイレに行くのが面倒でクセになってしまったか…」とのこと。
腎臓病猫のおしっこはあまり臭わない
だったら猫がつらいわけじゃないか…とホッとした飼い主でしたが、ちょっとだけ困ることがありました。猫のおしっこというと強烈な臭いがするから、「臭いがベッドに染み付く」とか「部屋がにおう」ことと思うかもしれませんが違います。
本来は強烈なアンモニア臭がする猫のおしっこですが、腎臓病が進行した猫のおしっこはあまり臭くありません。「かすかにするおしっこの臭い」に気付いて猫ベッドを触ったらグッショリ…という状態で、初めは気付くのが遅れてしまいました。
おしっこの臭いと尿比重の関係
猫の腎臓病のステージは、尿中の老廃物の割合を示した「尿比重」も目安の1つになっています。この老廃物の中におしっこの臭い成分が含まれているので、尿比重の割合が低いほどおしっこの臭いが薄く、腎臓病は進行していることになります。
※追記:10/11の尿検査では尿比重は1.016でした(ステージ4相当)。尿たんぱくは出ていません。
⇓猫の腎臓病ステージと尿比重の目安(IRIS(国際獣医腎臓病研究グループ)⇓
腎臓病のステージ | 尿比重 | クレアチン | 残存腎機能 |
ステージ1 | 1.028~1.050 | 1.6以下 | 100~33% |
ステージ2 | 1.017~1.032 | 1.6~2.8 | 33~25% |
ステージ3 | 1.012~1.021 | 2.9~5.0 | 25~10% |
ステージ4 | 1.010~1.018 | 5.0以上 | 10%以下 |
老猫にオムツは必要なさそう
ところでおもらしというと、ペットでも人間でも「オムツ」という選択肢がありますが、うちの猫の場合は今のところ使う予定はありません。なぜなら、濡れるのは猫ベッドだけだから。おしっこをその辺にしてしまうことはほとんどありません。
商品として猫のオムツがありますが(以下)、これはマーキング対策が主な用途。痴呆による徘徊も猫はあまりないようなので、犬ほど動きまわない老猫には必要ないのかもしれません。
かんたんに洗濯でき、すぐ乾く「ブレスエア」
話は戻りますが、老猫のおもらしで飼い主が困っていたのは「洗濯と乾燥」でした。そこで「簡単に洗えてすぐ乾く」もの、さらに老猫が気持ちよく寝られるクッション性を兼ね備えたものがいいな、と探してみました。
寝ていることが多い老猫や老犬の介護では、高反発のマットレスがいいとのこと。そこで猫ベッドではなく、高反発のペット用マットレスで検索してみました。「これだ!」と思ったのがこちらです。
このように猫は問題なく使ってくれています。
使い方としては、ブレスエアーの上にペットシーツ、その上にタオルを敷いています。おしっこの量によって、タオルだけ洗えばいいときもあれば、ペットシーツがズレてブレスエアーまで洗わなければいけないときも。
ブレスエアーは簡単に洗濯機で洗濯できます。そして、すぐ乾きます!購入から1年が経ちましたが、カバーも破れていません。
ちなみに今夏は飼い主用にブレスエアーを購入しました!なぜかというとお尻が蒸れて暑かったから。クッション性があるので飼い主さんの座布団としてもおすすめですよ(笑)。
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