猫の採尿方法と尿検査に持っていくとき注意することは?

猫 採尿

突発性膀胱炎を筆頭に、猫は泌尿器にトラブルを抱えやすい動物です。そのため尿検査が大切。今回はスタッフの猫の採尿方法などをご紹介します。

猫の採尿は「おしっこがいつもと違う」と気づいたら

「猫のおしっこがいつもと違う…」。例えば、いつもと比べて色が違う、臭いが違う、尿量が少ない、多いなど。こういうときは猫の泌尿器系疾患などが潜んでいます。また、トイレ以外でおしっこする、おしっこしようとして出ない、するときに鳴く…などの、いつもと違うおしっこ時の様子も病気のサインです。このとき飼い主さんは「しばらく様子をみよう」と思ってはダメ。すぐに猫のおしっこを採尿して動物病院に持っていきましょう。
では、猫の採尿はどのようにするのでしょうか?慢性腎臓病で定期的に尿検査をしているスタッフの猫の場合は、以下のような動物病院でもらう採尿用のトレーと容器を使っています。
猫 採尿
猫の採尿のやり方は簡単です。猫がトイレでおしっこをする姿勢をしたら、写真のようにサッとトレーをお尻の下に入れて尿をキャッチするだけ。しかし、尿を取るタイミングが難しいのです。

猫 採尿
おしっこの姿勢をしたらトレーをお尻の下へ。

できるだけ新鮮な尿を動物病院へ持っていく

なぜなら、動物病院に持っていく尿はできるだけ新鮮なものがいいからです。かかりつけの獣医師にきいたところ、採取した尿には他の雑菌が混入することが多く、時間とともに菌が繁殖して成分が変化してしまうのだとか。尿中の成分を見極めるには「新鮮な尿を検査することが重要」なのです。
また、獣医師は「2時間以内に持ってきてくれると助かります。超える場合は冷蔵庫で保管してください」とのこと。ちなみに冷蔵庫で保管すれば、6時間までいいそうです。
というわけで私の場合、猫の尿検査をしたいときは朝から猫の動きに気を配り、猫がトイレに向かうと追いかけます。そして「おしっこ姿勢」になったらトレーをサッとおしりの下へ!慌てないようトレーは取り出しやすい場所に。ホコリを防ぐため逆さまに置いています(普段はビニール袋に入れて保存)。

猫 採尿
採尿する日は素早くトレーを出せるように戸棚をオープン。

その他の猫の採尿方法は?

専用のトレーがない場合は、コンビニ弁当のフタなどを代用したり(洗剤できれいに洗っておく)、容器の代わりにお弁当用の醤油入れを使うという手も。こんな採尿アイテムもあります。

採尿方法にはその他に、システムトイレで採る方法があります。ポイントは以下の3つです。

  1. 下段のトレーをきれいに洗っておく
  2. 上段の猫砂(ペレット)を新しいものに変えておく
  3. ペレットは猫の尿成分に影響を与えないものをチョイスする

また、猫砂の上にペットシーツの裏側を上に置く方法も。しかしこれは、猫によっておしっこを別の場所でする可能性があり、あまりおすすめできません。

家でできる猫のおしっこチェック

しつこいようですが、猫の尿検査は「いつもと違うと気づいたらすぐ」が鉄則。おしっこの異常は何らかの病気のサインだからです。
半年に一度の健康診断のときの尿検査だけでは見逃すことが多いようです。そのため、97%の獣医師は飼い主が自宅での猫のおしっこチェックすることを推奨しています(ユニ・チャーム調査より)。
猫 採尿
ユニ・チャームから発売された、自宅でおしっこチェックができる便利なアイテムをご紹介します。

『おうちでおしっこチェックキット』は、トレーで採尿した猫のおしっこの色や量を確認して、“おしっこチェック紙”で猫の尿たんぱく量をチェックします。

猫 採尿
おしっこの色が確認できる採尿トレー
猫 採尿
おしっこチェック紙で尿たんぱく量をチェック

セット内容

  1. おしっこチェック紙…1枚
  2. 採尿トレー…2枚
  3. 採尿スポイト…1本
  4. 汚れ防止用デオトイレシート…1枚
  5. 使い方のご案内
猫 採尿

こまめに動物病院へ猫のおしっこを持っていけない人は「おうちでおしっこチェックキット」が役に立ちそうですね。
また、尿のpH(ペーハー)の測定でも異常に気付くことができます。健康な猫の尿のpHは6.5前後。アルカリ性に傾くとストラバイト結石ができやすいといわれています。ストラバイト結石にかかりやすい若いオス猫の飼い主さんは、自宅で普段からおしっこのpHを測定しておくといいかもしれません。

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