犬猫の腸内菌にアプローチするKINS WITH。2匹の兄妹猫に試してみた!
気になる犬猫のサプリメントを試してみました。ペットホームウェブスタッフの猫が登場しますよ!
目次
犬猫の腸内菌にアプローチするKINS WITHとは?
近年、よい腸内環境は身体だけでなく心の健康にもつながることが分かってきました。具体的には、
- 免疫力がつく
- アレルギー症状の緩和
- 快眠
- ストレス緩和
- 美肌
などの効果が得られますが、これらは腸内に存在するさまざまな免疫細胞とセロトニンという神経伝達物質によりもたらされています。そしてこの免疫細胞とセロトニンを増やすには、よい腸内環境が肝となります。
ここに注目し、総合的な「菌ケア」サービスを提供しているのが株式会社KINS。同社は愛用者からの相談をきっかけに犬猫のための菌ケアを研究、2021年 KINS WITH(キンズ・ウィズ)を立ち上げました。
犬猫の健康に重要な腸内環境を整える。KINS WITHが提唱する「菌ケア」とは?
老猫の硬いうんちが…
モフマガスタッフは昨年秋にサンプルを愛猫に試してみました。
腎臓病闘病中で20歳の愛猫は便が硬く(コロコロ状)、排便に時間がかかっていました。「うんちがやわらかくなれば…」という期待からKINS WITHをお試し。 ウェットフードに混ぜると食べないため、水で溶かしてシリンジで投与。しかし腎臓病の薬・吸着剤・貧血改善サプリなどを優先しなければならないため、なかなか基準の量を与えられず…。そんななか、きちんと与えられたときは便が柔らかくなり「かりんとう状」に。 排便も楽にできたようでした。以上を1記事にするのは…と思っていたところ、再びKINS WITHさんのご協力が得られることに。そこで今回はペットホームウェブスタッフの若い猫に試してもらうことにしました!
1歳8か月の兄妹猫、元気いっぱいだけど気になることも
今回KINS WITH を試してもらったのは、ペットホームウェブスタッフOさん宅の兄妹猫。元保護猫で1歳8か月のみかんくん(左)とゆずちゃん(右)です。
保護されたときからやんちゃ&お転婆な2匹。今も「遊ぶのに夢中で食べないんですよ。食べるより遊んでいたいタイプです。フードの選り好みも激しく、試しては変え、また試しては変えて…という状態です」とOさん。
最近はこちらに落ち着いて4か月経ったところだとか。
こんなふうに元気いっぱいの2匹ですが、「みかんにもゆずにも気になる症状があるので、KINS WITHを試してみたい!」とのこと。2匹の気になる症状とは?
みかん(4Kg)の気になる症状
- ウンチがコロコロで崩れやすい
- フケが多い
- 耳がカサカサしている
- 季節の変わり目にくしゃみ
ゆず(3.6Kg)の気になる症状
- 季節の変わり目にくしゃみ
みかんくんに気になる症状が多いようです。同じものを食べていても個体差・雌雄差が見えますね。
KINS WITHのORIGINALを与えてみた!
KINS WITHには2種類の菌ケアサプリメントがあります。
ORIGINAL
「乳酸菌生産物質」が主成分のサプリメント。厳選した21種類の乳酸菌やビフィズス菌を発酵してつくりだされた400種類以上の成分をそのままギュッと凝縮。 アミノ酸・ビタミン・短鎖脂肪酸など犬猫の体に嬉しい成分がバランスよく含まれています。本来なら腸内で善玉菌が生み出す成分そのものを摂取することができ、すこやかな腸内フローラを維持します。
原材料:乳酸菌生産物質(国内製造)、サイクロデキストリン(一部に大豆を含む)
GUT
「乳酸菌」を主成分としたサプリメント。世界的にプロバイオティクスとして研究が進んでいる2種、腸内の健康を維持するラムノーサス菌、パラカゼイ菌を配合。優れた栄養バランスで健康を維持することにより本来の抵抗力を保ちます。ORIGINALで相性が良くない場合にGUTを提案。
原材料:難消化デキストリン、乳酸菌末(乳酸菌、マルトデキストリン)/微結晶セルロース、(一部に乳成分・大豆を含む)
みかんくんとゆずちゃんはORIGINALをお試し。Oさんはこのようにドライフードにかけて与えました。まずは1日の分量の半分、付属スプーン摺り切り1杯か。
2匹は…食べてくれました!
2回目は、「食いつきが悪くなったので、ササミフレーバーを追加しました」とOさん。
KINS WITH 5種のフレーバー
KINS WITHの初回には5種(ササミ/ヤギミルク/まぐろ/かぼちゃ/バナナ/)のフレーバーが付いています。これらには食物繊維やオメガ3脂肪酸、オリゴ糖などが含まれ、菌ケアを後押しします。アレルゲンになりやすい小麦や鶏卵などは不使用、香料・着色料・保存料・酸化防止剤などの添加物も不使用。最低でも1〜3か月は続ける必要がある菌ケアのお助けアイテムです。
ですが…?
「食いつきませんでした。他のフレーバーも合わなかったみたいで食いつかず。その後は、みかんとゆずが普段から食べている猫用フリーズドライの豚ハツや牛肉を細かく刻んで入れたり、カツオ節を混ぜて食べさせました」とOさん。
「気に入らないものは食べない」のが猫という生き物。フード選びをはじめ、サプリメントや薬の投薬にも猫の飼い主さんはつねに苦労します。Oさんのようにお気に入りのトッピングを使うとか、溶かしてシリンジで与えるなどの工夫が必要かもしれません。
はじめの変化はうんちから
お気に入りのトッピング作戦でみかんくんとゆずちゃんにORIGINAL与え始めてから2日後…変化が表れました。
「みかんのうんちが塊になりました!前はうさぎのフンみたいなコロコロうんちでしたが、かりんとうみたいになったんです。ゆずのほうもうんちの臭いが激減し、したのが分からないほど。ビックリしました」とOさん。
さらに変化はみかんくんのお耳にも。
「耳のカサカサ…皮膚のカスのようなものが、ORIGINALをあげている間は出ていなかったです。フケも減っていました」
季節の変わり目のせいか思わぬことも…
それから約1週間が過ぎたときのこと。みかんくんが嘔吐しました。
「みかんはこれまで結構吐くことがあったんですけど、念のため病院に行ったら胃腸炎じゃないかと。注射してもらって薬が出て療法食をあげることになりました」
一方で続けていたゆずちゃんでしたが、その1週間後。
「トイレの回数が多いかもって気付いたので動物病院で尿検査してもらいました。結果、ph8でストルバイトと細菌が少し見つかり、ゆずも療法食を試すことに」
春という季節の変わり目からか2匹の体調に変化が出てしまいました。
「投与はいったんお休みしてまた今後様子を見ていきます。ゆずは結構神経質な猫なので、サプリメントは食べないんじゃないかと思っていました。それでもこのサプリメントは食べてくれてたからすごくうれしくて。もっと続けたかったです」とOさん
感想を聞いてみた!
──せっかくお試ししてもらったのですが、KINS WITHのいい効果を感じた一方で、春という季節柄か不調もありましたね。
「最初のうんちの変化でKINS WITHの効果は実感できました。不調の原因はこれとは言えません。季節の変わり目かもしれないし、体質かもしれないし、食事かもしれないし…」
──季節の変わり目は避妊去勢手術をしていてもホルモンの変化で不調が出るので、それもあるかも…?
「そうなんですね。獣医師にはもしかしたら体質のせいかも…と言われました。これまでくしゃみが止まらなくて猫喘息やてんかんの疑いありと言われたり、去年は心臓に異音ありで血液検査をしましたが異常なしでした。2匹とも敏感な体質なんだと思います」
──体調のバランスが崩れたのかもしれないですね。そういえば、アプリのWITHコンシェルジュは使ってみましたか?
「はい。療法食との相性を聞いてみたり、膀胱炎でも続けてもいいのかなど聞いてみました。丁寧な対応でした」
──猫たちのようすはいかがですか?
「元気になりました。療法食も初めてでしたがお高いですね(笑)」
──よかったです。今回はありがとうございました!
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