マンション5階から保護猫が脱走【1】ベランダからの転落は回避か?
※アイキャッチの写真はイメージです(外国のマンションと猫)。
保護猫を迎えたとき、気を付けなければならないのが脱走です。それがもしマンションから、しかも5階だったら…?
当サイトスタッフが経験したことをまとめてみました。
猫の脱走はマンション5階でも起こります
愛猫が亡くなってから、保護猫の預かりボランティアをしている当サイトスタッフです。昨年、預かり始めたばかりの猫を脱走させてしまい、その反省から先日こちら⇓を投稿しました。
以上には書きませんでしたが、じつは保護猫が脱走したのはマンション5階のベランダから…でした。今回はまさにそのときのことを。
マンションで猫を脱走させてしまった場合の参考になれば幸いです。脱走前の状況や猫についての詳細は、上の記事をご覧ください。
ケージにいるはずの猫がベランダに?
当サイトスタッフが2匹目の預かり猫を迎えて3日目。ケージにいるはずの猫がいないことに気付き、部屋中を探していました。30分くらい探したあと、ふとベランダを見ると…猫が…いたのです…。
一気に心臓がバクバクしました。「転落」が頭をよぎります。というのも、以前、猫をマンションベランダからの転落で亡くしてしまった猫可賃貸オーナーさんの話を聞いていたから。
「とにかく猫を転落させてはいけない!」自分に「落ち着け落ち着け…」と言い聞かせながら考えました。人に慣れていない猫だから捕まえようとするのは絶対にダメ。飛び出すに違いありません。やれることは、掃き出し窓の網戸を開けて猫が部屋に入るのを待つことだけでした。
ベランダから姿を消した猫。…転落か⁉
網戸を開けた際に猫はベランダの隅に移動しました。そのため部屋からは姿が確認できなくなり…。小一時間が経ち、しびれを切らした私はおそるおそるベランダに出てみました。
…ところが猫はいません⁉「飛び下りた⁉」さらに心臓はバクバク‼すぐにベランダから下を見てみましたが、暗くて何も見えない…。
ベランダの真下はアスファルト、お隣側はコンクリート…。急いで懐中電灯を持ち、1階に降りました!どこにも引っかからず転落したら重症か死亡です。
しかし猫の姿はありませんでした。落ちた箇所、ケガをして移動したことがわかる猫毛や血などの痕跡も見つからず…。懐中電灯の光を頼りに、フェンスの両側やマンション敷地内、マンション敷地に接する家の隙間なども見ましたが見つからず。
そういえば猫をベランダで見つけてからこのときまで、何かが落ちた音やぶつかった音は聞いていない…。「転落はしてないのかも…」と少しホッとしました。
ドアに張り紙、迷子チラシを作る
ひととおり周囲を探した後、「もしかしたら猫はベランダを伝って、上下階または左右のベランダに移動しているかも?」と気づきました。が、このときすでに深夜2時近く。マンションの住人にベランダを確認してもらう時間ではありません。
「両隣は顔見知りなので朝訪ねるとして、上下階の人はどうしようか…?」。考えた末、「ベランダを見ていただけませんか?」と書き、ドアに張り紙しました。
そして、ペットの脱走や迷子といえばの「迷子チラシ」を作らねば…と、テンプレートをネットで探して作成。翌朝やることを考えながら就寝しました。
朝、保護主さんへ連絡
早めに目が覚めたので、再び1階ベランダ下へ。明るい中で見ても、やはり痕跡は見つからず。夜は見えなかったマンションの周囲の隙間まで捜索できたものの、猫の姿は見つかりませんでした。
ごみ収集日は、いつも朝7時頃からマンション管理人さんが作業を始めています。管理人さんに事情を話し、迷子チラシをエントランス掲示板に貼らせてもらいました。エレベーターの前で新聞を取りに来たお隣さんに遭遇したので、事情をお話してベランダを見てもらいました。が、猫はおらず…。
お隣さんにお礼をいいつつドアを見ると張り紙が。上の階の方から「いなかったけど、見かけたら連絡する」とメッセージがありました。早い!ありがたい!
朝食後、保護主さんに電話をして、脱走したときの状況とこれまで確認できたことをひと通り説明。保護主さんが苦労して保護した猫を逃がしてしまったことを心からお詫びしました。猫の捜索は、保護主さんの帰宅後、スタートすることに。それまでに私がやっておくべきことを確認して電話を切りました。
この続きはまた改めて。捜索前にやるべきことをまとめる予定です。
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