犬の冬支度。シングルコートの犬/シニア犬に「犬の服」で寒さ対策を
本格的な寒さに襲われる12~2月。「犬は寒さに強い」と言われますが弱い犬もたくさんいます。そんなワンコたちに必要なのが「犬の服」です。
犬の服が必要な"シングルコート"の犬種
チワワやヨークシャー・テリアはよくかわいい服を着せられています。「飼い主のエゴで…」と思われがちですが、じつはそれだけではありません。これらの犬種は被毛が"シングルコート"になっているため、寒さに弱いのです。
シングルコートの犬は、被毛の構造が上毛(オーバーコート)のみで保温性に優れた下毛(アンダーコート)がありません。比較的温暖な地域で生まれた犬種が当てはまり、寒さに弱いのが特徴。寒い日のお散歩には犬の服を着せてあげたほうがよいのです。
チワワ(スムース)、ミニチュア・ダックス・フンド(スムース)、ヨークシャー・テリア、プードル、パグ、フレンチ・ブルドッグ、ミニチュア・ピンシャー、ボクサー、マルチーズ、パピヨン、グレー・ハウンドなど
寒さに強い"ダブルコート"とは?
ダブルコートとは、犬の被毛が下毛(アンダーコート)と上毛(オーバーコート)の二重になっていて、保温性に優れた被毛をいいます。寒冷地で生まれた犬種はダブルコートで、寒さに強いのが特徴です。保温性に優れた下毛は、春と秋に生え変わります。これを換毛期といいます。
ダブルコートの犬種
柴犬、ゴールデン・レトリーバー、ポメラニアン、ミニチュア・ダックス・フント(ロング)、シベリアン・ハスキー、コーギー
シニア犬の冷え対策に犬の服
犬もシニア期になると、筋肉量や代謝が落ちるので体温が低めになりがちです。体が冷えると抵抗力や生理機能が低下するだけなく、痛みを感じやすくなります。また、下痢を起こすことも。
冷えから大きな病気に発展しないようシニア犬には犬の服を活用しましょう。
犬の服は、他にもこんなメリットが
犬の体につくノミやダニ。これらは草むらなどにいる成虫や蛹、卵が犬の被毛に付くといわれています。よって、犬の服を着ていればノミ・ダニのリスクが軽減されます。また犬の服は、ペット可マンションなどの共有部分に抜け毛が落ちるのを防いでくれます。
今シーズンも、あったかくておしゃれな犬の服が続々発売されています。あなたの犬にぴったりな一着を探してみませんか?
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